陸上競技

陸上競技のフライングのルールについて

投稿日:2017年5月20日

先日、桐生選手が海外のグランプリレースでフライングを犯し失格するということがありました。9秒台が期待されていただけにがっかりした方も多いと思います。もちろん桐生選手本人もがっかりした事でしょう。反応時間は0.088秒で動いたのは号砲より後でしたが、ルール上は反応時間が0.1秒を切ってしまうとフライングとなります。見た目には良いスタートを切ったように見えましたがフライングとなってしまいました。

 

現在はフライング1回で失格というルールですが、2002年までは1選手当たり1回までフライングが許されていました。

2003年より2回目以降のスタートでフライングした全ての選手が失格となるようルールが厳格化され、2010年より1回目のフライングで即失格となる現行のルールとなりました。

最初のルールでは全員に1回のフライングが許されていたため、駆け引きの為にわざとフライングしたり、記録を狙うために1回目は先読みでスタートしたり(フライングにならなければ儲けモノ)する選手がおり、競技が遅延することがありました。

2003年以降のルールで2回目以降のフライングは誰でも(1回目のフライングとは違う選手であっても)失格となりました。
しかしこのルールではスタートが苦手な選手がわざとフライングして他の選手(特にスタートを得意とする選手)にプレッシャーを掛けることができてしまいます。私はあまりフェアではないと感じていました。
私はスタートが苦手だったので「わざとフライングしてやれよ」という悪魔のささやきがよく聞こえてきたものです(笑)誓ってそのような行為はしていませんが。

2010年からは全員が1発失格のルールになりフェアなルールになりました。しかし走らずしてトラックを去る選手が増えたのも確かです。

 

現行のルールに対する僕の考えとしては「号砲の後ならどんなに反応が速くてもOK」にしてほしいです。
人間の反応速度の限界は0.1秒ということでそれ以下の反応速度を示すとフライングになってしまいますが、極限まで集中力が高まると0.1秒を切ることもあるんじゃないかと思います。実際にスタートが得意な山縣選手は反応速度0.107秒を記録したことがあります!

先読みスタートについてですがフライング1回で失格なのですから、リスクを承知で先読みスタートを切るなら良いんじゃないかと思います。(実際には不可能に近いと思いますが)現行のルールは平等ではあると思うので、その中で少しでも選手が走りやすく記録が出やすいルールになったら良いなと思っています。

次回は歴史に残るフライングについて紹介していきたいと思います。

 

 

 

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