陸上競技

日本選手権が始まりました

投稿日:2017年6月23日

日本選手権の100mが始まりました。前回、準決勝ぐらいからバチバチの予感と書きましたが予選からバチバチでした。有力選手が同じ組で走ることはありませんでしたが予選から好タイム続出です。

 

予選2組目、多田選手が抜群のスタートを決め圧倒的にリードを奪い余裕を持って逃げ切ります。タイムは10秒21。好調のようです。

 

予選3組目、サニブラウン選手が衝撃の走りを披露しました。まずまずのスタートを切るとグングン加速し、なんと10秒06という大幅ベストで駆け抜けました。会場がどよめきます。あまりのタイムに追い風参考かと思いましたが+0.4の公認記録。ダークホースとなりうる選手だと思っていたのが一気に優勝候補筆頭に躍り出た感じです。このタイムにガッツポーズをすることもなく大物感がすごい・・・。

 

予選4組目で再び衝撃。ケンブリッジ選手も10秒08の自己ベストで駆け抜けます。しかも風は-0.9の向かい風。合わせてきたな~という感じです。

 

予選5組目には桐生選手が登場。10秒15の好タイムで悠々と一着。

 

6組目は山縣選手が10秒24で駆け抜けます。怪我の回復具合が心配されていましたが、まずまずのタイムです。ただレース後にうつむいて落ち込んだ様子だったのが気になりました。感覚とタイムにズレがあるのでしょうか。

 

予選が終わった段階で山縣選手以外は好調(山縣選手も予選としては悪いタイムではないが、周りが速すぎるのと本人が納得していない感じがある)という印象です。サニブラウン選手とケンブリッジ選手の爆走により9秒台の期待が高まります。優勝争いも一層面白くなってきました。しっかり走って好タイムを出したサニブラウン選手とケンブリッジ選手。

後半余裕を持って走った多田選手。全体的に余裕を持って走った桐生選手という感じでした。

 

準決勝1組目でケンブリッジ選手と桐生選手が同走となります。中盤までは互角でしたが後半に持ち味を発揮したケンブリッジ選手が桐生選手を引き離して一着。タイムは10秒10と予選で出した自己ベストに肉薄。桐生選手は10秒14で二着。予選のような余裕は無くほぼ全力で走ったように見えましたが、持ち味である中盤からの爆発力は見られませんでした。固くなる悪い癖が出てしまったのか。

 

準決勝2組目はサニブラウン選手、多田選手、山縣選手が同走するという激戦区。多田選手が抜群のスタートをみせて一気にリードを奪いますが中盤から徐々に差を詰めたサニブラウン選手が終盤に逆転し一着。タイムは再び10秒06。予選がフロックでないことを証明しました。多田選手は10秒10のセカンドベストで二着。自己ベスト10秒08の時は公認ギリギリの追い風だったので実質自己ベストの走りです。山縣選手は10秒31と予選よりタイムを落とし4着でギリギリ決勝進出となりました。ブランクで感覚もスタミナも戻っていないようです。スタートでは同じ前半型の多田選手に置いて行かれる形となりました。それにしてもサニブラウン選手のスタートが良いです。不調とはいえ山縣選手とほぼ互角でした。

 

決勝は・・・

1位 サニブラウン選手
2位 ケンブリッジ選手
3位 多田選手

と予想します。

 

スタートで先行する多田選手をサニブラウン選手とケンブリッジ選手が追い70mあたりでサニブラウン選手が逆転し優勝、ゴール手前でケンブリッジ選手が多田選手を逆転し2位に入る展開かなと思います。10秒06を2回マークしたことからサニブラウン選手の実力は本物のようです。そして準決勝で多田選手と同走したのでスタートでリードされても自分の走りをすれば勝てると知っています。これはケンブリッジ選手も同じで一度多田選手に直接対決で勝っていますので後半逆転できるイメージはあるでしょう。サニブラウン選手とケンブリッジ選手は同じ後半型で自己ベストもほぼ互角ですが、サニブラウン選手は最年少で守る物がなく伸び伸び走れるのに対し、ケンブリッジ選手はディフェンディングチャンピオンで五輪のメダリスト。最後はこのメンタルの差が勝敗を分けるのではないかと思います。サニブラウン選手がスタートに失敗し、多田選手が力むことなく駆け抜けることが出来れば逃げ切れる可能性はあります。多田選手のスタートは100%決まりますが、それ故に準決勝からの伸び代は後半20mの力みをなくすのみです。

 

あれ、桐生選手は?と思われるかもしれませんが、準決勝で力みが出るようでは決勝では実力を発揮できずに終わるのではないかと思います。今年のレベルでは自分の走りが出来ないと表彰台は厳しいでしょう。もし桐生選手が力まず得意の中盤で抜け出せれば誰も追いつけないと思います。その時は9秒台で優勝でしょう。

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