陸上競技

バンニーキルク惜しくも2冠ならず

投稿日:2017年8月16日

男子200m決勝はボルト不在ということもあり大混戦となりました。コーナー出口付近では400mとの2冠を狙うバンニーキルク、今季世界最高タイムを持ち食中毒から復活したマクワラ、好調のグリエフ、そして日本のサニブラウンが横一線。直線に入ってからマクワラとサニブラウンは徐々に後退、バンニーキルクとグリエフが最後まで競り合いながらフィニッシュラインを駆け抜けました。勝ったのはグリエフで20秒09、バンニーキルクは20秒11で惜しくも2冠を逃しました。マクワラは6位、サニブラウンはレース後半ハムストリングに痛みが出て7位でした。


メダル争いは大混戦

大混戦を制したグリエフはこれまでシニアの世界大会でメダルを獲得したことはありませんが、決勝の常連でした。今回タイムこそ低調ですが、気象条件の悪い中、さらに誰もが頭に金メダルがチラつき力んでしまう局面でしっかりと実力を発揮できたのは、これまでの世界大会決勝の経験が活きたのでしょう。

 

惜しくも優勝を逃したバンニーキルクも準決勝では疲労の色が濃いように見えましたが、決勝では見違えるような走りで銀メダルを獲得しました。負けはしましたが底力を見せ付けました。

 

感染症での出場停止から復活したマクワラは最後の最後で力尽きてしまった感じです。あり得ない不運に見舞われ400mの決勝を走れず、救済措置があったとはいえ、不利な条件から200mの決勝まで漕ぎ着けただけに応援している人も多かったと思います。メダルが獲れていれば報われたのですが、勝負の世界は非情です。

 

脚に痛みが出て最後の競り合いに参加できなかったサニブラウン選手はかなり悔しそうでした。しかしまだ18歳の伸び盛り、今回のグリエフ選手のようにまずは世界大会決勝の常連となって、いずれはメダルを獲得できる選手になってほしいと思います。


脚に痛みが出てしまったサニブラウン選手

200mはボルト不在となりましたが、それ故にスリルとドラマがありました。勝負の世界に「たら」「れば」は無いのですが、もしも200mと400mの日程がずれていたら・・・、マクワラが感染症胃腸炎にならなければ・・・、サニブラウンの脚に痛みが出なければ・・・、全く違う結果が待っていたのではないかと思います。400mに関してはしばらくバンニーキルクの時代が続きそうですが、100mと200mはボルトの引退により群雄割拠となります。これまではボルトがどんな記録を出すのかが注目されがちでしたが、これからは勝負に注目ですね。誰が勝つかわからないというのが本来の陸上競技の面白さですから。

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