陸上競技

シューズを変えてフォームを改善

投稿日:2018年1月20日

2017年のシーズンはある程度の結果を残せましたが、微妙なフォームの狂いを感じたシーズンでもありました。走った後に太腿の前面に疲労を感じたり、膝痛が出たりしました。本来スプリントにおいて太腿前面の筋肉がそこまで酷使されることはありません。主に大体裏面のハムストリングやお尻の筋肉が働きます。大腿前面、しかも膝廻りに負担がかかるということは、接地時のブレーキが大きくなっていると考えられます。(ダッシュとストップを繰り返すサッカー選手などは大腿前面の筋肉が発達していますよね)

ビデオでフォームを確認すると踵から接地する走りになっている事がわかりました。私は足裏全体でフラットに接地するタイプで、意識の上でもフラットに接地しているつもりでした。接地の瞬間に少し爪先を上げる意識を持っていたのですが、その意識が強くなりすぎて踵から入るようになったのかもしれません。よりスピードを上げて効率よく走るためにフォームの修正が必要でした。

 

 

踵からの接地を修正するため意識して爪先から接地してみましたが逆にブレーキが大きくなり膝廻りやふくらはぎに痛みが出てしまいました。脚の末端を意識しすぎて全体的にも力みが出てしまいます。そこで意識せずに接地を爪先寄りにするためにシューズを変えてみることにしました。

 

 

これまではフラット接地の走りに合ったソール薄くて平らなタイプのシューズとスパイクを使っていました。特にスパイクは爪先の上がったタイプは敬遠していました。特にNIKEなど。カッコイイけど自分の走りには合わないと諦めていましたが思い切って買っちゃいました。

コレ。

最近トップ選手達が履いているNIKEのスーパーズームフライエリート。爪先が反り返ってます。もはや足裏全体で接地するなんて不可能な形状です。

そしてアップシューズには同じくNIKEのズームフライ。踵は分厚いですが爪先に向かって徐々にソールが薄くなり、尚且つ爪先は反っています。もう履いただけで下り坂に立っているようです。歩いてみると足が地面から離れる瞬間に身体が前へ押し出されるので上半身が前後に揺れて歩きにくい・・・。これはやっちゃったかなと思いました(16,000円もしたのに)しかし走ってみて衝撃的でした。今までどおりの意識で走っても自然に足裏の前半分(フォアフット)で走れるのです。しかも重心移動がとてもスムーズ。さらに厚底なのに反発力がある。この靴でウォーミングアップすることで違和感無く反り返ったスパイクに乗り換えることが出来ました。

 

新しいスパイクでフォアフット接地にしたことでブレーキが小さくなり走りがスムーズになりました。特に加速区間がとてもいいです。全くこれまでと違う感覚で自分でも感動しました。「フォアフット接地すげぇ」と。しかし動画で確認したところ完全にフラット接地でした(笑)感覚では完全にフォアフットなんですけどね。しかし、踵から接地する悪い癖は修正され、本来の接地に戻ったようです。膝も痛みませんし、前腿も疲れません。

 

今、僕の走りは「フォアフット感覚のフラット接地」です。仕事終わりの夜中、氷点下でもスパイクを履いてダッシュを連発していますが、走りが改善されたおかげで怪我なく練習を積めています。

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