果汁100%のジュースが体に良いと思われている方は結構いると思うんですが、それは違います。
僕も若い頃はそう思っていて、コーラなどの清涼飲料水は控えながら100%のオレンジジュースなどは割とガブ飲みしていました。
ではまず一つの事実から。
コップ一杯(約200cc)の100%オレンジジュースには約21.4gの糖質が含まれています。
これは角砂糖7個分です。
ちなみにサイダーだと6.8個です。
ダイエットの為に炭酸飲料をやめて100%ジュースに変えるというのはほぼ無意味です。
精製された砂糖が原料ではない、ビタミンが補給できるなどメリットが無くはないですが・・・。
果汁100%ジュースを飲む事と果物を食べる事は全く別物です。
「果汁100%」「無添加」というフレーズは体に良さそうですが、実際には濃縮還元であり食物繊維を取り除きすぐに吸収される糖質ドリンクなのです。
これを摂取すると血糖値スパイクが起こり糖分を処理するためのインシュリンが一気に分泌されます。
インシュリンは体脂肪を蓄積する働きもありますので上手くコントロールしないと肥満につながります。
「果物を食べる」事は問題ありません。
よほど食べ過ぎなければビタミンや食物繊維、ミネラルを補給できてメリットが多いからです。
食べる場合は消化吸収がゆっくり進むので血糖値が急上昇しませんし、ジュースに比べて少ない量でも満腹感が得られます。
果物は飲むより食べる方が良いです。