「どこ行きたい?」
という僕の質問に長男が答えて、
次男が
「ぼくもいくー!」
というのがこれまでの流れだったのですが、
この日は初めて次男が主張したのだった。
「ねこのくにいくー!」
猫の国??
少し前にジブリの「猫の恩返し」を観たが、その話だろうか。
調べてみると瀬戸内海の男木島と佐柳島に猫がたくさんいるみたいなので行ってみることにしました。
とりあえず今回は男木島へ。
フェリーは2時間おきなので乗り遅れるとけっこう暇になります。
(行き当たりばったりで行動していた我々は10:00の便が出た直後に到着)
高松城で時間をつぶしました。
12:00発のフェリーで高松港から男木島に向かいます。
途中で女木島(鬼が島)に立ち寄ります。
女木島のチケットを買っていないと降りられません。
長男は鬼が島と聞いて「行く!」と言いましたが「また今度」となりました。
男木島に到着。
第一にゃんこ発見。
さて、猫と遊びながらまったりするかなと思いながら島の案内図を見ていたら、
長男が島の最北端にある灯台に行きたいと言い出す。
片道2kmぐらいあるんですけど・・・
「遠いよ」 「行く」
「たぶん猫いないよ」 「行く」
「たぶん灯台の中は入れな「行く」
猫が見たいであろう次男に助けを求めたが「ぼくもいくー!」
ここにきていつもの答えか・・・。
多数決に敗れ灯台に行くことになったが、
三男が生まれて絶賛赤ちゃん返り中の次男は100mも歩かず抱っこ虫と化した。
灯台への道のり。
10月とは思えない暑さの中、次男を抱いてひたすら歩く。
景色はキレイなのが救い。
しゃがみ込む長男。
「疲れた?」と聞いても無視。
言いだしっぺのため意地になっている模様。
ようやく灯台が見えてきました。
灯台に到着。
中には入れませんがきれいな灯台です。
灯台の隣には資料館が併設されていました。
日本中の灯台の位置がわかる展示物がありました。
さて、根性でフェリー乗り場まで戻ると誰もいなくなっていました。
猫も一匹だけ。
島民の方に猫がたくさんいる場所を尋ねると、
「前はたくさんいたんだけど、だいぶ減っちゃったからねぇ
豊玉姫神社の辺りにはよく集まってるよ」
神社を目指して階段を登ります。
階段好きな長男もバテてきた模様。
次男を抱いている僕の腰も爆発寸前。
まあ灯台まで往復して4kmぐらい歩いてますからね。
神社周辺には猫がたくさん集まっていました。
豊玉姫神社からの景色はきれいでした。
観光客もここに集まってきてました。
こら~連打すな!
境内には猫の姿はありませんでした。
二匹の猫に案内され島の南側の男木漁港へ向かいます。
男木港にも猫がたくさんいました。
暑いせいかみんな影で寝ています。
船の下で寝る三匹。
ダレきったヤツ。
2匹でいらっしゃいませ~
海辺に何かあります。
アート作品「歩く方舟」
「歩く方舟」の前を横切る兄弟。
カラフルに塗られた民家の壁。
「路地壁画プロジェクト」
男木島は猫だけでなくアートの島でもあります。
フェリー乗場の建物もアーティスティック。
これも「男木島の魂」という作品
島民の方が言われたように男木島の猫は昔に比べてかなり減ってしまったようです。
猫が増えすぎたたため捕獲して不妊手術・去勢手術をしたのですが、
術後に感染症などでたくさん死んでしまったのだそうです。
この写真の猫のように耳が欠けているのは手術を受けた印らしいです。
僕らは12:00高松発のフェリーで来て15:00のフェリーで帰りました。(滞在2時間20分)
灯台の往復に時間がかかりましたが、それでも島をだいたい見て回ることができました。
(歩く方舟からは走ってフェリー乗り場まで戻りましたが)
大人だけならもう少し余裕があると思います。
10:00高松発のフェリーで来るか、17:00発のフェリーで帰ればだいぶゆったり観光できると思います。