以前本を買った瞬間にメルカリに出品し、売れていれば読了と同時に発送してしまうという話を書いたんですが、
「なんでそんなに早く読めるの?」
「そんなんで内容が頭に残るの?」
と聞かれたので、
今回は速読のコツについて書いていきます。
これは本を選ぶ段階で考えることでもあるんですけど、
知りたいこと、学びたいこと、解決したいこと
具体的な目的がないとどうしても文章を全て読むことになってしまうので時間が掛かります。
読み始める前に、本の全体像を把握しておくと読みやすくなります。
まず目次を読み、全体をパラパラと読みます。
どんな内容が、どういう順序で書かれているか。
一番知りたい内容はどこに書かれているかを把握します。
そんなに時間をかけなくても、1~2分で大丈夫です。
もし一番知りたい内容、話の結論、問題解決のための具体策が書かれている部分があるなら、
いきなりそこから読んでしまいます。
読書の目的が達成できればOKなので全部読む必要はないと思っています。
僕は、前書き・プロローグ的なところはほとんど読まないです。
僕もついついやってしまうんですが、
頭の中で音読すると、しゃべるスピード以上で読めませんので速読はムリです。
あとは一字一句読む必要もありません。
あくまで内容を理解することが目的です。
縦書きの本なら横に流し読みする感じです。
律儀に1行ずつ読むと目をジグザグに動かさなければいけないので疲れます。
一字一句読むのは本当に重要なポイントだけでOKです。
ザーッと読んでいくと難しくて解らないポイントが出てくることがあります。
一瞬止まって周辺の文章を読んでみても解らなければ先へ進みます。
理解しないまま進んでも章の後半でわかりやすく要約されていることが多いからです。
先へ進めば「ああ、そういう事ね」となるから大丈夫です。
長い説明文の後に、内容をまとめた図解があるパターンは多いと思うんですが、
図解から見たほうがいいです。
図解を見て大体の内容を把握してからのほうが文章を読んで理解しやすいですし、
図解を見て内容が理解できれば文章を読む必要はないです。
僕の記憶力の問題なのかもしれないんですけど、
ゆっくり時間をかけて読むと、読み終わったとき
「最初のほう何が書いてあったっけ?」
ってなるんですよね。
数日に分けて読んだりすると、よりヒドイです。
速読1回で理解できなければ、速読でもう1回読みます。
それでダメならもう1回。
3回読んで理解できなければ諦めます(笑)
2回目以降は重要なところと分からなかったところだけ読んでもいいので読むスピードは速くなります。
3日かけて1回読むなら3日で3回読んだ方が頭に残ります。
熟読1回よりも速読3回。
速読でも同じ内容を3回繰り返せば記憶に残ります。
1回全体を読むよりポイントを絞って繰り返し読んだ方が目的に対する理解が深まります。
紹介した速読のコツですが、小説などを読むには向かないと思います。
小説は読むことを楽しむのが目的だからです。
要点がわかればOKというわけではないですよね。
ミステリー小説の犯人だけ分かっても楽しくありませんよね。
ストーリーや描写を楽しむ本はゆっくり時間を掛けて読んだ方がいいと思います。